東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
自然言語における音と意味との結びつきに関する一般言語学的な理論を構築・検証することが私の研究の中心的な目的です。意味合成は、複数の統語的構成素(HPSGで言うところのsign)が結合される際に行なわれるのではなくて複数の韻律的構成素(HPSGで言うところのdomain object)が結合される際に行なわれるのだという、意味合成に関する新しい理論を提案し、現在は、その理論の妥当性を検証するために、日本語における 長距離かき混ぜ構文、諸言語における右節点繰上げ構文などの性質を重点的に研究しています。