東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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三ツ井 崇 / Mitsui Takashi (教授)

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  • 専門分野

    朝鮮近現代教育・文化史、言語社会論。近現代朝鮮における言語・文化政策/運動の展開過程や近代学問形成の政治的文脈などについて研究するほか、植民地期の民族運動全般や対日協力問題にも関心を持っている。

    業績

    著書

    • 『植民地朝鮮の言語支配構造─朝鮮語規範化問題を中心に─』(朝鮮語)(林慶花・高栄珍訳、ソウル:ソミョン出版、2013年)
    • 『朝鮮植民地支配と言語』(明石書店、2010年)
    • 『歴史和解のための韓日対話 歴史編』(鄭在貞・外村大編、ソウル:東北亜歴史財団、2020年)、第1部第5章「すれ違い、衝突する『理解』─植民地期日本人の朝鮮観、その諸相─」(朝鮮語)を分担執筆
    • 『韓国朝鮮の歴史と文化─古代から現代まで─』(須川英徳との共著、放送大学教育振興会、2021年)、第9~15章を分担執筆
    • 『朝鮮の歴史と社会─近世近代』(放送大学教育振興会、2020年)、第1章第3節・11~13章・14章第3節・15章3節を分担執筆
    • 『韓国朝鮮語初級テキスト ことばの架け橋 精選版』(生越直樹,チョ・ヒチョルとの共著、白帝社、2020年)
    • 『3・1運動100年〈第5巻 思想と文化〉』(韓国歴史研究会3・1運動100周年企画委員会編、ソウル:ヒューマニスト、2019年)、「『同胞』と『異民族』との間─『日朝同源論』と人種言説の矛盾─」(朝鮮語)を分担執筆
    • 『朝鮮史(世界歴史大系)〈2 近現代〉』(李成市・宮嶋博史・糟谷憲一編、山川出版社、2017年)、第2章第2〜5節を分担執筆
    • 『対日協力政権とその周辺─自主・協力・抵抗─』(愛知大学国際問題研究所編、あるむ、2017年)、「植民地期朝鮮における親日派の民族運動─朴勝彬の自治運動・生活改善運動を中心に」を分担執筆
    • 『植民主義歴史学と帝国─脱植民主義歴史学研究のために─』(尹海東・李成市編、ソウル:本とともに、2016年)、「天皇制と『近代歴史学』のはざま─東洋史学者・白鳥庫吉の史論/時論とその論法─」(朝鮮語)を分担執筆
    • 『知のユーラシア5 交響する東方の知─漢文文化圏の輪郭─』(堀池信夫・増尾伸一郎・松哲之編、明治書院、2014年)、「近代朝鮮社会と日本語─植民地期とその前後─」を分担執筆
    • 『東アジアの知識人2 近代国家の形成─日清戦争〜韓国併合・辛亥革命─』(趙景達・原田敬一・村田雄二郎・安田常雄編、有志舎、2013年)、「李容翊」を分担執筆
    • 『東アジアの記憶の場』(板垣竜太・鄭智泳・岩崎稔編、河出書房新社、2011年)、「三年峠」を分担執筆

    論文

    • 「韓国における植民地期歴史像の葛藤─『反日種族主義』事態をめぐって─」(『歴史評論』第853号、歴史科学協議会、2021年)
    • 「植民地期朝鮮における親日派の民族運動─朴勝彬の自治・文化運動を中心に─」(『愛知大学国際問題研究所紀要』第146号、愛知大学国際問題研究所、2015年)
    • 「朝鮮総督府時局対策調査会(1938年)を通してみた『内鮮一体』問題─第一分科会を中心に─」(朝鮮語)(『日本空間』vol.14、国民大学校日本学研究所[韓国]、2013年)
    • 「日中戦争期以降における朝鮮総督府の言語政策と朝鮮社会─日本語『普及』問題を中心に─」(日本語・朝鮮語)(『翰林日本学』第23輯、翰林大学校日本学研究所[韓国]、2013年)
    • 「揺らぐ『内鮮一体』像─日中戦争と朝鮮植民地支配─」(『現代中国研究』第33号、中国現代史研究会、2013年)
    • 「引き継がれるテクスト、読み換えられるテクスト─『三年峠』論・補遺─」(『韓国朝鮮文化研究』第12号、東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究室、2013年)
    • 「開化期朝鮮的『國文』與漢字/漢文的糾葛」(中国語[李欣潔訳])(『東亞觀念史集刊』第3期、政大出版社[台湾]、2012年)

    翻訳

    • 金栄敏『韓国近代小説史 1890-1945』(東京大学出版会、2020年)
    • 李憲昶『韓国経済通史』(須川英徳・六反田豊監訳、法政大学出版会、2004年、共訳)

    国際シンポジウム

    • 「三・一運動以後における日本の植民地統治政策と呂運亨招請問題─「自治」政策と言論政策の観点から─」(夢陽呂運亨東京帝国ホテル演説100周年記念国際学術シンポジウム「三・一運動の大団円、夢陽呂運亨東京帝国ホテル演説」、韓国・韓国言論振興財団国際会議場、2019年11月27日)
    • 「『同胞』と『異民族』との間─『日朝同源論』と人種言説の矛盾─」(朝鮮語)(3・1運動100周年記念学術会議「3・1運動100年 過去・現在、そして未来」、韓国・韓国プレスセンター、2019年2月28日)
    • 「『ハングルの日』記念の歴史的脈絡と植民地時期ハングル運動史に対する記憶の形成」(朝鮮語)(慶北大学校人文大学史学科BK21PLUSグローカル歴史文化専門人力養成事業団第1回国際学術大会「文字と記録、そして記憶の伝承」、韓国・慶北大学校、2014年6月13・14日)

    その他の業績

    • 『平和と安全保障を考える事典』(広島市立大学広島平和研究所編、法律文化社、2016年)、項目分担執筆
    • 『【新版】韓国 朝鮮を知る事典』(伊藤亜人・大村益夫・高崎宗司・武田幸男・吉田光男・梶村秀樹監修、平凡社、2014年)、項目分担執筆
    • 『朝鮮史研究入門』(朝鮮史研究会編、名古屋大学出版会、2011年)、「開港期・大韓帝国期─4.文化史・教育史─〈1〉文化史研究の動向」・「植民地期─4.文化史・社会史・教育史─〈1〉文化史・社会史研究の動向」を分担執筆

    受賞

    • 2013年大韓民国文化体育観光部優秀学術図書選定(『植民地朝鮮の言語支配構造─朝鮮語規範化問題を中心に─』(朝鮮語)(林慶花・高栄珍訳、ソウル:ソミョン出版、2013年))
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