東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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岩月 純一 / IWATSUKI Junichi (教授)

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  • 専門分野

    社会言語学・近代東アジア言語政策史。特に19世紀末から20世紀前半にかけてのベトナムにおける書記言語の交代と変容の過程を研究している。

    業績

    著書

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    論文

    • 「『ベトナム語意識』の形成と『漢字/漢文』 -『南風雑誌』に見る」『東南アジア -歴史と文化-』 第24号、東京:東南アジア史学会、1995年6月、3-24ページ。
    • 「『ベトナム語意識』における『漢字/漢文』の位置について」『ことばと社会 多言語社会研究』1号、東京:三元社、1999年5月、154-165ページ。
    • 「ベトナムにおける『近代的』漢文教育についての一考察 -東アジアの視点から-」 木村汎、Nguyen Duy Dung、古田元夫編『日本・ベトナム関係を学ぶ人のために』 京都:世界思想社、2000年10月、40-59ページ。
    • 「近代ベトナムにおける「国語」と「漢字」の関係」吾妻重二主編・黄俊傑副主編『国際シンポジウム 東アジア世界と儒教』 東京:東方書店、2005年3月、387-405ページ。
    • 「近代ベトナムにおける『漢字』の問題」村田雄二郎、C・ラマール編『漢字圏の近代:ことばと国家』 東京:東京大学出版会、2005年9月、131-147ページ。
    • 「『漢字』と『訓読』の関係をめぐって 子安宣邦『漢字論 -不可避の他者』を手がかりに」『言語社会』(一橋大学大学院言語社会研究科)1号、2007年3月、145-158ページ。
    • 「ベトナムの「訓読」と日本の「訓読」―「漢文文化圏」の多様性―」中村春作、市來津由彦、田尻祐一郎、前田勉共編『「訓読」論 東アジア漢文世界と日本語』東京:勉誠出版、2008年10月、105-119ページ。(岩月纯一著,刘桂芳译<越南的“训读”和日本的“训读”――“汉文文化圈”的多样性>《翻译史研究》第一辑,2011年,292-301页。)
    • 「漢字と『漢字系文字』」大西克也・宮本徹編『アジアと漢字文化』東京:放送大学教育振興会、2009年3月、217-233ページ。
    • 〈罗马字越南语和越南人的文化认同〉王惠玲、卢惠惠主编《语言学理论和商务汉语教学研究》,2009年6月,上海:学林出版社,87-94页。(中国語)

    翻訳

    • UETA Takako, Mô hình châu Âu và hàm ý cho Đông Á. 東アジア4大学フォーラム・東京大学教養学部編『東アジア4大学フォーラム東京会議2003 もう一つの眼で見る東アジア[報告集]』2004年2月、190-199ページ。(Vu Tuan Khaiと共訳)
    • ファム・ヴァン・ホアイ「ベトナムにおける近代漢語とその起源」『日本語学』30巻8号、2011年7月、60-74ページ。

    国際シンポジウム

    • Vài suy nghĩ về giáo dục chữ Hán thời kỳ cận đại Việt Nam --- so sánh với các nước Đông Á. (ベトナム近代の漢字教育についてのいくつかの考察)International Conference on Vietnamese Studies II, July 15-16 2004, at the Unification Palace, Hochiminh City, Vietnam. (ベトナム語)
    • Một đề nghị khai thác lĩnh vực nghiên cứu mới: so sánh vốn từ vựng gốc Hán thời kỳ cận đại giữa các nước Đông Á. (新しい研究領域開拓の提案:東アジア諸国間の近代漢字語彙の比較) ベトナム国家大学ハノイ校人文社会科学大学言語学科創立50周年記念シンポジウム、2006年4月8日(ベトナム語)。
    • 「植民地期ベトナムにおける〈書くこと〉の多層性」成均館大学(韓国)・一橋大学大学院言語社会研究科共催国際コロキウム「近代的な〈書くこと(writing)〉の形成と〈書くこと〉の場の再認識」、2008年2月21日。
    • 「現代ベトナムにおける『漢字・漢文』教育の定位」中国社会文化学会シンポジウム『東アジア古典教育のゆくえ』東京大学、2012年7月8日。
    • “Modernities in Japanese and Vietnamese: Focusing on Newly-made Chinese-based Vocabulary”, Japan and Southeast Asia: Varieties of an intra-regional relationship. VSJF (German Association for Social Science Research on Japan) International Conference (Akademie der Diözese, Rottenburg-Stuttgart, Germany), 2012年11月25日。(英語)

    その他の業績

    • 「近代朝鮮の漢字観 -ナショナル・アイデンティティの形成と『国語国字問題』」朝鮮史研究会会報、109号、1992年9月、8-10ページ。
    • 「第6章教育 第1節ベトナム全土」末成道男編『ベトナム文化人類学文献解題:日本からの視点』東京:風響社、2009年3月、39-43,45-49ページ(伊藤未帆と共著)。
    • 「危機言語のとらえ方に関する覚え書き:デイヴィッド・ブラッドリー教授へのコメント」『ことばと社会 別冊3 言語的多様性という視座』東京:三元社、2010年10月、84-88ページ。

    受賞

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