東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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村上克尚 / MURAKAMI Katsunao(准教授)

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専門分野

日本の戦後文学を研究しています。これまでは、武田泰淳、大江健三郎、小島信夫を中心に、戦後の人間性(主体性)言説に抗う、日本の戦後文学作品に表現された独自の倫理を記述する作業を進めてきました。そこから派生して、現在では、(1)戦後女性文学における動物表象、(2)震災後文学における自然‐人間観の変容、(3)沖縄における文学と思想などに関心があります。
最新の研究状況については、https://researchmap.jp/murakamik/ をご参照ください。

業績

著書

  • 『動物の声、他者の声—日本戦後文学の倫理』新曜社、2017年9月

論文(抜粋)

  • 「狸の物言わぬ屍に応答するために—『平成狸合戦ぽんぽこ』論」『ユリイカ 詩と批評』50巻10号、2018年7月
  • 「波及する戦争—目取真俊『眼の奥の森』を読むために」『越境広場』4号、2017年12月
  • 「「沖縄」とともに生きるために—岡本恵徳「『沖縄ノート』論」を読む」『アジア太平洋研究』44号、2016年11月
  • 「対話のネットワークとしての「私」—大江健三郎『さようなら、私の本よ!』における諸概念の分析を通じて」『言語情報科学』11号、2013年3月

受賞

  • 文化庁 平成29年度(第68回)芸術選奨評論等部門 文部科学大臣新人賞(2018年)